春花とおく

LAMB/ラムの春花とおくのレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.5
うーん、なるほど……?(わからん)

本当に、奇妙なほど静かな物語だった。いったいこれからいつ本当に奇妙なことが起こって、どうなっていく?
アダの誕生からそれをいつか、いつか、と待っている内に、何故か家族はちょっと仲良くなっている。そこが狂気的に感じる。映像で描かれるものと自分の内面がイマイチ合致しない。不安。羊の群れが現れて大突撃でもいい、アダが母親殺されブチ切れでもいい、悪の大王が降臨してもいい。何か起きてくれ。何がしかの意味を求めている。

そして「いつ」がくる。どれかと言えば、悪の大王に近いか。しかし、父親殺してアダを連れ帰るだけ。(何なら銃使ってるし)

悪の大王(?)の息子が人間の家族に盗られた。悪の大王はそれを取り戻した。終わり。ここから何を読み取ろう。

(ただ、好奇心を喚起するという、画面に目を捉えて離さない強さと言うべき魅力があった。景色なども含め)
春花とおく

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