羊の群れは丘を登る

マンディブル 2人の男と巨大なハエの羊の群れは丘を登るのレビュー・感想・評価

3.9
 『地下室のヘンな穴』のカンタン・デュピュー監督作品。

 マヌは親友ジャンを誘い、荷物を届ける仕事をしようとしていた。
 しかし、車のトランクに巨大なハエを発見。ハエにドミニクという名前を付けて、調教して一儲けしようと企んだ。
 ある時、車がガス欠をしてしまい、通りかかったセシルというお金持ちの女性に、知り合いだと間違われ、泊めて貰うことになる。
----------------------------------------
 
 この巨大バエが一体何なのか、詳細は一切明かされないにも関わらず、そんなことを考えないで観てしまえる不思議さ。

 この巨大バエがやたら喰うから、その内、人を喰い始めるんじゃないかと思ってしまったよ。

 映画の登場人物がみんなマヌケで、だけど憎めない人物達。
 スキー事故で頭を損傷して、大きい声しか出せなくなった人が面白い。
 特に犬のくだりwww

 最後はお金より友情だよねーみたいなありきたり感があった。
 けど、指示したハエが逃げずにちゃんとバナナを持って帰って 、良いアクセントになってよかった。