囚人13号

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲の囚人13号のレビュー・感想・評価

4.1
両親が大人として機能しなくなった朝の千と千尋味に戦慄。幼児化した親は自分達を忘れてる以上に、「大人」という身体的暴力性を残しているから余計に怖い。
本物の子供であるしんのすけ達に注がれる大人たちの見下ろす視線が、立ちションや靴の匂いを嗅いだひろしのシーンで逆転している感動。

塔を登っていく野原一家の三銃士的な活劇も直前の鉄骨までひたすら逃げる側であった彼らが、クライマックスではエレベーターを追いかけていく。全力疾走するしんのすけの正面ワンカットは輪郭まで変わってしまう(いい意味での)作画崩壊に泣いた。
岡田斗司夫の解説&ぐんぴぃの再現コントまでが義務教育
囚人13号

囚人13号