レイヴが違法だった頃のイギリスにおいて、人生に閉塞感を覚える少年二人は別れる前の最後の思い出作りにレイヴに参加しようとする...というお話

普段あまり観ないジャンルの青春音楽映画だが、大好きなフォロワーさんが絶賛していたのが気になったので鑑賞。これがまあ予想を遥かに上回る出来でとにかく最高だった！

物語は結構典型的なひと夏の逃避行もの。少年二人が家を飛び出してレイヴ会場に向かう。その間に様々な予想外の事態が起こったり危険な大人達と交流を持ったり内気な少年が勇気を出して危険なことにチャレンジしたりなど、まさに王道的な展開をなぞりながらレイヴ会場へと向かっていく。
しかしこの魅せ方が良くて王道的な展開ながらもなかなか面白いし、時々印象的に用いられる90年代のユーロビートの使い方が上手くてとにかく良い！
閉塞感に満ちた現実を吹き飛ばすようなユーロビート！

そして何と言ってもあのレイヴの場面！まさに1番盛り上がる場面でバシッと演出を決めてくるから最高だし何もかもが最高だ。トリップの高揚感とレイヴ会場の高揚感が合わさり、何もかもが最高潮に達した時のあの場面！最高〜〜〜！！！

これは是非日本で劇場公開してほしい！間違いなく映画館で見るのが最高の映画だったので...
マジで良かった！！！オススメ！！！

• #MUBI

UKの違法レイブがギャンギャンだった頃、スコットランドの若者がレイブでギャンギャンするお話し。サウンドトラックギャンギャンすぎ。Leftfield とThe prodigyが特にギャンギャンだね。

ダンスミュージック（”Repetitive Beats“）が流れるレイブ（野外フェス）を規制する「クリミナル・ジャスティス」法に揺れる90年代イギリス。当時テクノミュージックカルチャーの中心地でもあったスコットランドを舞台に若者達が自分達の居場所を求めてイリーガルレイブを敢行する。若者達の友情、エネルギー、大人の事情、ドラッグ、全てが入り乱れて観客の涙と笑いを誘う。映像が美しいだけでなく、劇中で使用されている音楽には90年代のヒットチューンも多く、音好きな人はそれだけでニヤケが止まらないと思う、、早く日本で公開されないかな…。