香港マフィアの渋いカッコ良さを堪能できる作品だった。香港映画は何となくアクションのイメージがあるので本作もアクションがてんこ盛りなのかと思っていたがアクションや暴力シーンは後半までほとんど無く、意外だった。その分アクションシーンでの盛り上がりはなかなかのものだった。本作を完全にアクション映画だと思っていただけに劇中の暴力描写の陰惨さは目を見張るものだった。特に終盤の2つの暴力は生々しく、痛みを感じさせた。そういった生々しく痛々しい暴力が裏社会の容赦のなさを本作の中で最も説得力を持って示していた。
香港映画はほとんど見た事がないのでもっと色んな作品を見ようと思う。
