某香港映画では炭を食う奴がでてきたが、まさかこの映画にレンゲを食う奴が出てくるとは思わなかった。あいつも気功の使い手なのか…!?
登場人物が多くて途中まで誰が誰だかわからなかった。ルイス・クー演じるジミーの立ち位置もいまいちよくわからない。
組内で何かが起きそうになるたびに警察が登場してヤクザたちが勾留されてしまうのは、話が進まずもどかしかった。アクションシーンはアクションシーンで暗過ぎて何が起こっているのかわかりにくい。
最後の一連のシーンは必死で暴力を振るう人間の愚かさが描かれていて良かった。仰々しい儀式をして"兄弟"の結束を誓いながらも結局それか、という「黒社会」のくだらなさを印象付けているところが、他のヤクザ映画とは違う部分で好感が持てた。
ディーとロクが2人きりの車中で話し合う場面でネオン看板がフロントガラスに映るところは、車内の緊張感とネオンのケバケバしい明るさとのギャップがかっこよかった。