ロンドンのウエスト・エンドの劇場で起きた殺人事件を、1人の警部と1人の巡査が、バディを組んで捜査し、事件を解決していく物語。お話の中に、アガサ・クリスティも出てくるから、びっくり。
この映画で、上演されていた舞台は、アガサ・クリスティ原作の「ねずみとり」。全然知らなかったのだけれど、この「ねずみとり」は、1952年11月25日に、ウェスト・エンドで、初演されてから、2020年3月にコロナウィルスのパンデミックで中断されるまで、世界で最も長い連続上演の記録を持つ舞台なのだそう。この「ねずみとり」を読んだり、舞台を観たことあったら、もっと楽しめただろうなと思った。
そして、今作を実際に観るまでは、サム・ロックウェルが主演なので、とても楽しみにしていた。シアーシャ・ローナンのことも好きだし、英国好きだから、期待していたけど、ものすごく好きそうな雰囲気が、漂っているのに、そこまで惹きつけられなかった。
サム・ロックウェルのこと、すごく好きだし、なかなか良かったんだけど、しかし、やっぱり、イギリス人の俳優に演じて欲しいなぁという気持ちが、湧いて仕方がなかった。サム・ロックウェルは、いかにもアメリカ人って感じの役が、やっぱり似合うと思うので。だけど、歯医者に行くと言って、パブでジン飲んでるところなんかは、似合ってた。途中、意外な展開になるところも、面白かった。
シアーシャ・ローナンの巡査姿も可愛いかった。ハリポタで、『嘆きのマートル』を演じたシャーリー・ヘンダーソンも出てた。