ご機嫌な黄色

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~のご機嫌な黄色のレビュー・感想・評価

4.9
観る前はね、思ってたのよ
キャラクター及びキャスト発表がピークだって
特に、川﨑麻世の京都市長
【 京都に絶対的な誇りを持つ雅な京都市長
  唯一無二な威圧感を放ち、
  京都人のプライドを感じさせる。
  \応仁の乱以来のいくさやなぁ/ 】
これ、ただのリアル大作で全く笑えないのが最高に面白かった
はずが、超えるのきたよ

イオンシネマ草津※スーパー銭湯な温泉を有する市にある(他はググってないから知らにゃい)、
朝の6時台から9スクリーン占めて日に23上映
なんとしても滋賀県民を京都では観賞させないという高圧な心意気
最高

そっか、そのくらい地域別動員数にセンシティブなんやったなこれ、やってもた…
ほんますんまへん🙇
大阪市人やのに門真市で観てもーたわ、えらいことしてもたわ、かんにん🙇(大真面目、オンライン予約後に、あーっ!って)
美味しい蓮根に魂売ったわけちゃうで

って

本編、すっっつつご!!!
史実に基づく巨大で高解像度な愛と平和の歴史絵巻であった
前作同様にBLではなくヤオイしてる峰央感がとてもよろしい
矛盾するようだが、ヤマとオチも商業映画として素晴しくスペクタクルしている
いや、これは史実に基づくからこその偉大さであろう

何故に史実を感じるかについて、
その昔
大阪でまことしやかに語られていた‘真実’がある
関西でなんで大阪だけ突出してアホなのか、
それは‘白い粉’にあると
アホアホパウダーなる白い粉を、京都にとっての鬼門である枚方(ひらかた、と、読みます)あたりで川に撒くものがあるというものである
水から無意識に接種したアホは今作のように禁断症状が現れる故に日夜コナモンを食べ続けることになるのだ
そしてパウダー撒きのその姿は、アホの坂田を彷彿とさせるちっさいオッサンてあるという目撃談が多かったように思う
しかし大阪人が同胞をアホにする利点を明らかにできず、結局は古代からの呪いとか、無所属の妖精的ななんかとか、まあどうでもええかということになっていた
その白い粉を逆手に取ることが出来たなら?
アホなりのカシコの発想が今回の絵巻である


0.1点及んでいないのは、万博についての執念である
大阪人には、望んでいないものも多いのだ
まあ、制作時には今ほど頭の頭痛が痛くなかったのかもしれないが
しらんけど
ご機嫌な黄色

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