このレビューはネタバレを含みます
中島歩さんのダメっぷりが人間ぽくて良かったです。
婚約者が帰宅したら慌てて食べてたものを片付けて戻ってくる、そのときの足取りのコミカルさは秀逸でした。カメラワークも良く、一旦婚約者に行ったカメラが戻ってくると中島さんは寝たフリしてるっていう。
このシーンかなり笑いました。
ラストで両親が出てきたシーンで、急に夢から覚めたような感覚になりました。興醒めと言った方がいいかも。
その辺に居そうな人の描き方がやっぱり上手いなと思います。
人は弱くて不完全で、でもそこが愛おしくて、この監督の作品に登場する人物には人間味を感じます。