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ザ・ホエールのshokenのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ホエール(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公にあれだけ尽くしていたのに嘘をつかれていたリズがあまりにも不憫で可哀想。

ラストシーンが冒頭のエッセイのシーンと繋がったとき、涙が溢れた。
冒頭の発作であのエッセイを読んでもらってなかったら主人公は死んでしまっていたわけで(そうするとこの映画も開始5分で終わっていたわけで)それを2時間の映画、実際は1週間の話にできたのは娘のエッセイ、娘の存在があったからで、そうするとやっぱりこの映画は主人公と娘の物語なんだなぁと気付かされたわけで。
主人公が娘は大丈夫と信じていたのは、ただ単に自分の娘だから無条件に信じてるのではなくてあのエッセイから感じ取ったものを根拠に強く信じているのが良かったです。
親として娘に伝えられる事、それがちゃんと娘に伝わったという確信が持てたからこそのラストシーン、心が揺さぶられました。
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