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THE FIRST SLAM DUNKのmanamiのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
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泣いたー。1on1の少年があの彼だということに気付いただけで、もう本当にただそれだけでウルウルきて、線画になって一人また一人とメンバーが増えていくごとに涙ポロポロ。
試合結果なんて25年も前から知ってるのに、ずっとハラハラが止まらない。そうか私の心臓はここにあるんだったねと、改めて認識させられるほどの鼓動。シュートのたびリバウンドのたびパスが通るたび、思わず身体に力が入る。
試合以外のパートもとんでもなく最高。原作通りのエピソードもあれば、「そ、そんなことがあったとは…‼︎」って展開もある。
私は映画館で観たい作品に関しては極力、事前に情報を入れないようにする派で、今作ももちろんそうして注意深く生活してたんだけど、公開前にはどこまでが解禁されてたんだろう?
主役に関しては公開されてたビジュアルで、まあそういうことだよねと予想してはいたけど。
ストーリーに関しても、「あのスラムダンク」だと思ってこれを観たら間違いなく面食らうよね。でも「あのスラムダンク」ではなくて、パンフレットの通り「誰も見たことのない、まったく新しい『SLAM DUNK』」でありながら、スラムダンクの素晴らしいところは純度100%で詰め込まれている。
仲間との絆。メンバーそれぞれの過去や葛藤。さらにはバスケのスキルだけではなく人間としての成長や、家族との関係まで確実に描きだしてみせる。
それほど様々なものを込めていながら、テンポも心地よく、2時間があっという間に過ぎていく。名言名シーンも無理なくできる限り見せてくれて、「静かに…」のとことか心の中で一緒にアテレコしてしてたの私だけじゃないはず!
とにかくこれは一人でも多くの人に観てほしいし、私も絶対にリピートします。

86


以下追記。IMAXにて再鑑賞。

やはりオープニング主題歌のシーンは鳥肌ゾワワワワ〜が止まらない。あまりにもかっこよすぎないか。タイトルバーンからのジャンプボールのとこまで、毎日観たいわ。朝イチであれ観たら、その日ずっと「ガッツ」と「感性」と「知性」と「爆発力」を持っていられるわ。
冒頭のシーンでのソータからのメッセージがリョータの支えとなり、バクバクでもめいっぱい平気なフリをする。そしてそのハッタリは事実となって、翔北の仲間たちをも救う。
自分を取り戻す赤木、何度でも甦る三井、次のフェーズへと覚醒する流川、右45度の桜木。
もうずっと衝撃的で感動的なんだけども、特に試合時間残り2分を切ってからは、握りしめたハンカチを目元から離すことができない。

2023-2


以下さらに追記。

公開からちょうど5ヶ月、3回目の鑑賞に臨んでまいりました。
何度観ても魂が震える感覚。さすがに涙は回数を重ねるに連れ減っていくかと思ってたけど、全くそんなことはなく。むしろ2回目より今回の方がまた盛り返して泣けたくらい。「この後」が分かっているからこそ、涙腺が反応を先取りしてしまうのか。
特に2つある1on1の場面はどちらもそれぞれ感慨深くて、そのシーンになるたびにずっとウルウルしっぱなしよ。まず冒頭の方は、ソーちゃんの言葉がその後のリョーちんに必要なものばかり。「簡単に背中を見せるな」「倒されてからが勝負」ソーちゃんが一言発するごとに、大きくなったリョーちんにも届きますようにと願わずにいられない。
三井との出会いの方も、なんであんな言葉思いつけるだろうか。一人でやってたって上手くならないと、そんなことあなたが言っちゃったら、こっちはもう目頭が熱くなる通り越してそれこそ炎だよ。
というわけで今回も涙腺おかしくなりっぱなし、そしてかっこよさに鳥肌たちまくりでした。
早く手元に欲しいけど、まだまだ上映が続きそうだよね、ってことは発売はさらに先になるよね。でもこれだけ長い間公開しててくれてるから3回も劇場鑑賞できたわけで、そこはありがたいんだよな。とりあえず今のところはこうやってレビュー書いてるだけでも思い出し泣きできてるくらいだから、その余韻だけでとうぶん生きていけるわ。

2023-50
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