近藤りょうや

THE FIRST SLAM DUNKの近藤りょうやのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

DOLBYアトモスで鑑賞。

最高の映画体験!あるいは漫画体験!バスケ体験!


恥ずかしながら、スラムダンクは今回の映画が大ヒットしていたことをきっかけに初めてコミックに手を取りました。


読み始めると、周りの友人誰に聴いても、スラムダンクは素晴らしい、絶対に読んだ方がいい、と言われる所以がすぐにわかり、熱くて泣ける、そして思ったよりも笑える最高のスポコン漫画でした!!


初めて読んだ僕にとっては、主人公桜木が高校に入学し、夏のインターハイまでを駆け抜ける、半年に満たない期間で終わってしまうことに衝撃を覚え、青春の儚さ、密度の濃さをもろにくらった衝撃作でした。みんな最初はそうなのかもしれないけど、連載してた時に読んでた人は、もっと衝撃だったんだろうな…


だからこそ今回の映画は、そんなファンの方々にとっても、映画のために予習をしてきた人にとっても、そして、漫画やアニメを観たことがない人にとっても、とてつもなく力強いパワーを持った作品になったんだろうなと思いました。


一番大好きなりょーちんが主人公!!
原作読んでいて、桜木のお兄ちゃん的な立ち位置で、一番気持ちをわかってあげられる人なんじゃないかなと思っていて、そんなりょーちんがめちゃくちゃ好きになりました。
原作では描かれていなかった生い立ちには胸を打たれました…なるほど、りょーちんは兄の幻影を追ってここまで強くなったのか…


そして、なんといっても演出!!
井上先生が描いた絵がそのまま躍動していくようなCG表現、本物のバスケの試合さながらの音。
アニメはまた進化を遂げたんだなと思って鳥肌が立ちました。


個人的には、山王工業の河田が、めちゃくちゃ河田で、めちゃくちゃ強そうだった。。。

オープニングで湘北、山王工業が出てくるシーンも最高で、山王工業の強豪感が原作よりも際立ってた笑笑


試合終了までラスト1分をきってからの描写は、結末を知っていても息を呑むほど素晴らしく、アニメ映画史に残る名シーンだと思いました。


こんなに長く愛されている中で、まだまだ描かれてないことがたくさんあるスラムダンク。

底知れないコンテンツ力の高さに脱帽です!
もっと観たい!!