このレビューはネタバレを含みます
ネタバレされたくなかったので公開２日目に鑑賞（初日は一緒に行きたいと言った息子の都合が悪かったので）。新規の話なのか原作切り取るのか、それすら解らず開幕ブザー、暗転。開幕のドラマ部分を受け入れつつ始まったオープニング、山王工業が出た時点で息子と目が合うくらいには興奮したが、リョータって主役の器じゃないんだよな。いやピアスも読んでるし追加のエピソードも熱いけど。
原作のエピソード、カットして仕方ないところ（魚住が大根剥くところとか）はともかくとして、やっぱスラダンは花道の物語だ。「今度は嘘じゃないっす」をもっと熱く重く扱って欲しかった。
といいつつも今風のセンス良い音楽が終始流れてて、モーションキャプチャーもホントの試合見てるみたいで面白かった。花道の動きも花道らしくて田岡に素人扱いされるわなって納得。
バスケ好きな友達に感想を聞いてみた。
「この頃と今とではトラベリングの歩数が違うんです。若い役者にモーションキャプチャーやらせてるから間違ってました」
ううん、奥が深いぜ。
この映画ずっと上映してるの悪くないけど、特典で釣るのはいただけない。配信や円盤早く出して欲しい。
Blu-ray買ったので追記。
リョータが流川にパスしてる絵で、映ってない（描かれてない）画角の外から花道が「あー！（何故ルカワにパスを！）」って声だけで参加してるのとか、背中痛めた花道がブロックしてそのボールをリョータが運んでミッチーがスリーポイント決めたあと、引きの画面で前にいる二人が「ふん！」ってやったらヨタヨタ歩いてきた花道がそれに「ふん！」て返してたりとか、ちょっとした演出の細かさに気付いて何度も見返せる良作でした。
