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硫黄島からの手紙のchitchipapaのレビュー・感想・評価

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)
3.6
クリント・イーストウッド監督による硫黄島激戦史2部作の内、日本軍側視点で描かれた作品。
渡辺謙演じる栗原大将と伊原剛志演じるバロン西大佐が人間愛と紳士的振る舞いの“良い人”として描かれる一方、中村獅童演じる陸軍将校を代表に戦争の狂気、精神論のみで人命を軽んじる“悪の象徴”とが対照的に描かれます。
クリント・イーストウッドは戦争を美化することなく、英雄・ヒーローを描くのでもなく、戦争の不条理を冷淡な目で描いていますね。
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