gasolinebomber

ベルリン・天使の詩 4K レストア版のgasolinebomberのレビュー・感想・評価

3.6
天使の詩というだけに、かなりポエミーだったな。
設定も絵作りもかなり素敵で好みだったけど
単調で緩やかなパートが私にとっては長く、その時は軸がないように感じた。
前提としてドイツの東西分断とか歴史的背景を深く知っておくべきだったんだろうな。
ドイツ映画ってあまり触れたことないかも、と思って鑑賞記録確認したら、6作品しか観てなかった。でもどれも印象的で、本作も何故か忘れられない存在になると思う。
厚着の天使たち、知的で大人だった。コートを着た天使はスーパーナチュラルが元祖では無かったんだね。
主人公が天使の自分を殺し、人間になる選択をした後から観やすくなったのも、私が人間だから?目線がやっと合った気がした。
五感を使って人間になれた喜びを噛み締めている様子は本当に微笑ましかった。
親友の天使も恋路を静かに応援してて友情がアツかったね。
後で調べて知ったけど、東西分断中に撮影してたんだ!?ということはベルリンの壁も当時の本物…?やばすぎない…?