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都市とモードのビデオノート 4K レストア版のfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ヴィムヴェンダース12本目。
大学時代、母校で山本耀司の講演会に参加したことがある。大教室が満員になり後ろのほうで立ち見した。30分か1時間か、何を話しているのかよく分からないまま質問タイムになった。サークルの先輩が真っ先に手を挙げて質問していたが内容は憶えていない。理系学部で頭も趣味も良さそうな先輩は某出版社に就職した。
今回は山本耀司の話していることがよく分かった。英語で話すシーンが多いからか分かりやすかった。黒色の話とリアルクローズの話が面白かった。素材と形の話も音楽でいう詞先か曲先かという話のようで面白かった。観ている最中は「風合い(タッチ)」と「素材」の違いがよく分からなかったけど、イメージした風合いを再現するために複数の素材を組み合わせて布地を作るということかな。
映像と音楽も気持ち良かった。
アイモの映像が美しかった。
最後に流れた日本語の歌だけは少し気持ち悪く感じた。
今の所ヴェンダースのドキュメンタリーで1番良かった。
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