パンデミックにより人類が滅亡の危機に瀕した終末世界。森の中で一人ひっそりと暮らす元兵士のジョン・ウッドの小屋に負傷した女性が逃げ込んでくる。彼女を守る為ジョンは追っ手の特殊部隊に立ち向かう…というストーリー。
ウイルスのワクチンになる血を持つ女性を彼女を利用しようとする軍の特殊部隊から守る為戦う元兵士の男を描いたアクション映画です。
ウイルス感染した疑いをかけられて上官のストーンに妻を殺されて抗体を持っていたという事から実験体にされそうになって軍を脱走し、森の中で一人静かに暮らしていたジョンはワクチンになる自分の血を軍に独占されるのを防ぐ為逃走していた女性を匿ったことから追っ手の特殊部隊と戦う事になりますが、パンデミックとかワクチンとかは台詞で語られるだけでメインではなく、ジョンが特殊部隊相手にほぼ無双を繰り広げる様がメインで描かれるのでストーリー性はほぼないですね。
主演のダニエル・ステッセンは「ジュラシック・ワールド」に出てたらしいけどほぼ無名ですね。元ボディビルダーらしくまあマッチョですね。ラグビーの笑わない男こと稲垣啓太選手に似てます。
序盤でジョンの生活や逃げてきた女性とのやり取りがサラッと描かれた後は中盤からずっとアクションですね。山小屋を板張りしてた時は籠城戦するのかと思いましたが、森の中を駆け回りながらマシンガンやショットガン、拳銃や偶に弓矢で奪還の為に襲撃してくる特殊部隊員たちをピンチになることなく一方的に倒していきます。顔に白いペイント施して森の中駆け回りながら戦って倒していく姿は「ランボー」意識してるんでしょうが、どうせなら「ランボー ラスト・ブラッド」並みに森中に残虐トラップ仕掛けて敵を血祭りにあげてほしかったな。
ヒロインも銃の扱いにたけてジョンと共に特殊部隊員を倒していきます。足引っ張ったり守られるだけのキャラじゃないのは良かったです。また、この二人の恋愛になりそうでならない関係も良かったですね。森に作ったシャワー浴び終わったジョンの前に現れてタオル脱ぎ捨ててシャワー浴びる所ではそうなるかと思ったけど。ここでセミヌード披露しますが、ジョンも同じくセミヌード披露するのでマッチョの裸好物の人は注目かもしれないですね。
同じくマッチョな兵士とのタイマンでは苦戦しますが、ここでの格闘アクションはもっさりした感じだったかな。その後の坑道での背後や前方から迫ってくる敵相手の銃撃戦はちょっと見応えあったかな。
クライマックスで因縁の相手ストーンと対峙した時に明かされる事実はちょっと驚きました。その後のストーンとのタイマン勝負はお約束の流れでしたけどここの戦いももっさりした感じだったかな。ジョンをボコボコにするならず者っぽい兵士たちが良い顔つきした連中ばかりでしたね。
ラストは思いっきり続く…ってかんじで中途半端ですが続編作るつもりなのかな？できたとして日本に入って来るのか…
とにかく無双アクションに特化したような作りで銃撃戦も盛り沢山なのでB級アクション好きな人なら暇潰しにはなるのではないでしょうか。
