Ryu

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールドのRyuのレビュー・感想・評価

4.0
おかえりマーベル・スタジオ。こういうのを待ってた!!

『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』を彷彿とさせるようなシリアスな世界観、盾と翼でアクロバットに戦う二代目キャプテン・アメリカと満足な要素満載で、こんなにMCUいやアメコミ映画で心躍ったのはいつ以来だろうと嬉しくなった。

果たして自分はこの"盾"に相応しい人間なのかと、常にスティーブ・ロジャースと比較され、大きな重圧に押し潰されそうになりながらも自分の信じる正義のため、そして母国アメリカのために盾を手に取り敵に挑むサム・ウィルソンの姿がとても印象的だった。

ドラマ『ファルコン&ウィンターソルジャー』を鑑賞していなくても、ある程度はストーリーの中で過去の出来事、そしてそれが今作にどんな影響を及ぼしているのかなどが言及されており、初見でも楽しめるコンパクトな作りになっていたのはMCU疲れが問題視される中としては良かったと思う。

VFX等々のクオリティも撮り直しがあったりと不安要素ではあったけど、正直気にならなかったし、むしろ初代キャプテン・アメリカの泥臭い肉弾戦と二代目キャップテン・アメリカ特有のアクロバットな空中戦が上手く調和していて新旧キャップの良さが、VFXを通して上手く表現されていた。

ファンとしてもう少し突き抜けて欲しい点は否めないが総合的に見れば、前作『デッドプール&ウルヴァリン』を除けばここ最近で一番の良作。

今後、二代目キャップが他の作品とどう絡んでくるのか楽しみで仕方ない。
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