このレビューはネタバレを含みます
心機一転といった印象だが、だいぶ間が空いてしまったように感じる今作。キャプテン・アメリカとしての戦闘シーンはファルコン時代からの翼と受け継いだシールドを活かしたアクロバティックな立ち回りを見せ、なかなか良かった。
が、過去作を鑑みると派手さというか物足りなさみたいのを少し感じたかもしれない。しかし、これはサムのキャプテン・アメリカ1作目である為、まだまだこれからだとも思う。
スティーブから受け継いだキャプテン・アメリカは、予想以上に彼へのプレッシャーになっているようで、「超人血清打っとけば〜」と呟く場面もちらほらあった。決して彼は奢らず頑張っている姿はカッコよかったですね。
ウィリアム・ハート亡き後、今作からロスを演じたのはハリソン・フォード。キャラ変が顕著な印象で、まさかのレッド・ハルクとなってしまう。彼との戦闘がいわゆる見せ場だったのだろうが、もうちょっとなんかなかったのかな?ハルクを量産するのは、少し安易なんじゃないかなと思った。
それに、これでロスは刑務所送りで今後出てくるとは思えず、ハリソン・フォードが次作に出てくるかも怪しいので、一発こっきりでネームバリューありきなキャスティングだったんじゃないかな?と思われても仕方ない。