💿ホラー・スリラー
監督・脚本：エスキル・フォクト
超能力に目覚めた子供たちが引き起こす北欧発のサイキック・スリラー。
9歳の少女イーダと自閉症で話せない姉のアナは団地に越してきた。姉妹は同じ団地に暮らす、物体を触らずに動かせる念動力を持つ少年ベンと、離れていてもアナと感情や思考を共有できる少女アイシャと親しくなる。サイキック・パワーの強度を高めていく4人だが、彼らの遊びはやがて取り返しのつかない事態を引き起こす。
4人の子供たちが、夏休み、森の中で超能力で遊んでいる。
不気味な雰囲気を漂わせながら静かにストーリーが進む。
無邪気な子供ゆえの、強烈で残虐な生々しいイタズラをする場面が多々あるので、刺激に弱い方は、注意して鑑賞なさった方がよろしいかと思います。
子供特有のワガママで、衝動的に思ってしまったことを超能力で願望を叶えてしまうという恐怖。
大人たちは、そんなことは気づかない。その間に、増長してしまった子供の超能力は、エスカレートしていく。エグい。
それを止めようとする子供たちが、さらに悲劇を生む。
終始、不安感を煽るBGMが、観るものに息の詰まるような恐怖感や不安感を抱かせる。
あたしがあれくらいの子供で、あんな超能力があったなら、どうするだろう。殺しちゃったり、骨折させたりまでは絶対しないけど、軽い程度のイタズラしちゃうかも…。
良かった、余計な超能力なんてなくて。霊感だけで十分（っていうか、霊感もいらないんだけど）。
子供ゆえの無邪気さって…本当に恐ろしい。
衝動的なシーンの連続で、一時たりとも目が話せなかった。
子供は、自分を守るための嘘も平気でつく。
ラストの緊迫感が、ハンパない。こっちも心臓ドキドキした。
どうなっていくのか、全く先の展開が読めなかった。
ストーリー運びが本当に上手くできていて、面白かったです。
見た後、いろいろと考えさせられて…暫く固まってしまった。
