ちょっと長い世にも奇妙な物語。
子どもの好奇心と抑圧から生まれた無邪気な報復は、やがて底知らぬ凄惨な悲劇となる。
子役たちの表情変化がナチュラルなのがこの作品の魅力。
凄惨さはとてもじゃないけど過激だし倫理的に受け入れられない人も多いと思う。けども子どものそうした弱者に向ける好奇心というのはどこかしら発生するものなのかもしれない。いじめがなくならないようにね。それを肯定するのかって話じゃないんだけど、でも現実なのかなっていうその残虐リアリティがこの作品の主の部分であり、邦題である。
最終的なメッセージ性はなくとも、その心理を追い求めるような探究心をくすぐる作品ではなかろうか。
以下ネタバレ含みます。
アナの最後の行動について。アナはあの後アイシャと繋がりを持ち続けたんだと思う。そして最後にメッセージを伝えようとしたんでしょう。サメかなって予想してる。