同じくロスト・ボディというタイトルの映画があって、そちらはスペイン語なのだそうですが、そっちを見たかったのですが、間違えてこちらを購入してしまいました。
終盤まで興味が途切れることはなく、この話はどうなっていくんだろうという好奇心をキープしたまま見続けることができたので、その点で、ストーリー展開はやはり優秀なのだと思います。
でも、ラストの種明かしに入っていったところで、話が分かりにくくなって、なんかモヤモヤした感じのまま終わってしまいました。
個人的には、公演を終えた主人公男性がSNSに投稿された感想の中で、自分に対する否定的な感想をしれっと削除したシーンがやけに印象に残っています。何気ない行為ですが、これがこの男性の在り方を象徴しているのです。
ストーリーは全体的にダークで陰鬱な世界観でした。ミステリー好きには楽しめる作品かもしれません。