ちょっと哲学的な雰囲気もあるし怖い気もするストップモーションアニメ
砂漠の中で、飛び回る羽虫を殺生してしまう若き隠者とそれを見つめていたゾウ。
その事で精神が追い詰められるのだが、闇落ちしたようか隠者の心象世界も去ることながら、彼を見つめるゾウのあのリアルな目が妙に怖くて、こちらも見つめられてドキってしてしまう。
過ちについては思い悩むだけでは救われない、自らの闇と向き合い、その根源が消え去るのを待つしかない。
砂漠の神秘的な世界が秀逸で、怖いような、でも心地よいような不思議な感覚にさせられました。