『Hand of God -神の手が触れた日-』変な映画。監督自身や親戚の記憶をツギハギした印象で、展開は読めず、主人公の青年の人生も大きく揺れ動く。イタリアの風景は美しく、人間関係も面白く、印象に残るシーンも数多くあるのだが、登場人物が多いだけに散漫で、同じく自身を描いた『ROMA』に見劣り。
「Hand of God=神の手」の通り、マラドーナの存在が物語に大きく影響する映画ででもあるから、サッカー好きも観ると楽しめるんじゃなろうか。ディ・ステファノとペレと比較する話も出てくるし、神の手、5人抜きの映像と、入団に歓喜するナポリの風景、本人に無断のマラドーナ役(初めて?)も観れる。
Netflixで12/15〜配信開始だけど、ドローンで移される壮大なイタリアの景色と、先の読めない展開の連続。これまた映画館で観てこそな映画だと思う。正直、家で観て集中力が持つとも思えなかったので、映画館で観れて良かった。Netflix、パンフなりウェブ記事なり作ってよ…!