白石監督最新作、やっと観られた!
最後まで安心して帰してくれない
それまでも重ね重ね、重みがあるし、心えぐってくるし、まさに骨太なストーリー
ポイントとなる面会室
後半の面会室離れした演出は、一方では現実味を失いかけるが、他方では深層心理を視覚化する意味では面会を含んだ作品の中では、かなり実験的なシーンであった
しかしながら、ストーリー的に、榛村と雅也を仕切り版越しに両者を映して、次第に重ねるようなアングルカットは、意図的であろう。それがストーリーと重なるから、そう気づいた時ハッとして吐き気がする
また、ラストの部屋向こうの電車の光の演出は良いなぁ。参考にしたい。そして、あの瞬間カットアウトして動悸がするような感覚
原作もいいし、脚本化した高田さんは面白い。他作観ても、こうした描き方は得意なのかな。
法廷で阿曽山大噴火がいて、一発で分かったし、なんなら目立つのにガッツリ映してもらってて笑った