「どんくさいけど意外と才能ある主人公」というジャンル映画。
主人公の都留たまき(つるたまと呼ばれる)が、大学生になって、そんな気もないのに航空部に入部。これもお約束の展開。
そんな見慣れたフォーマットは、やっぱりそれなりにおもしろいんだということを証明されたような気もする。
グライダーがどのように飛ぶのか、ちゃんと解説してくれる。そして、“ブルーサーマル”意味も教えてくれる。もちろんそれがストーリーのキーになっていく。
そんなに簡単に飛べるのかよ、そんなに簡単に操縦できるのかよって思う。もっと練習するシーンとか省略してでも見せてほしかった。空気を読む才能はわかるけど、それ以外の努力が見えない。
姉妹の関係はよかった。勝ち気な姉の嫉妬。こういう感じも見慣れた感は否めないが、グッとくるシーンだった。
青空にグライダーが飛ぶ。白い大きい翼。スクリーンいっぱいに、エンジン音もなく、飛び上がっていく。劇場でみるとやっぱり気分がスカッとする。見てよかった。
映画よりもテレビアニメで1シーズン12話だったらもっとキャラクターを描くことができるし、もっと楽しめたと思う。
あと方言をいじりすぎてないか?