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人と仕事のkeiのレビュー・感想・評価

人と仕事(2021年製作の映画)
3.3
「人」と「仕事」

ひととしごと、って同列のものなのかな?

とても個人的なことだけれど、
コロナ禍になる直前に20年働いた職場を辞めて転職する時に、半年間働かない期間を意識的に取ったことがある。
働かない、ということはとても自由であるのと同時に、どこにも属さないことなんだなぁ、と強くその時に感じた。
例えば、何かの申し込みをする時に、必ずと言うほど、会社名や職業を記載する欄がある。
それまで普通に会社員であり続けていた私にとって、そんな欄は意識もしていなかった。何も思わず書いて、終わり。
けれど、そうではない人達も多くいるのだ。

人と仕事。
働くことは、生きていくこと、なのかもしれない。
けれど、仕事=人であってはならないと私は思う。仕事が人を作るのではない。人が仕事をつくるのだ。

「人」の「仕事」

この映画は、コロナ禍の世の中だけでなく、観る人自身の仕事との向き合い方も炙りだす。
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