ナツミオ

U-571のナツミオのレビュー・感想・評価

U-571(2000年製作の映画)
3.5
WOWOW鑑賞
朝、たまたまやっていたので久しぶり鑑賞
公開時劇場鑑賞、その後数回観た、潜水艦映画。
潜水艦映画に外れ無し

ドイツの暗号機エニグマ奪取作戦を描くフィクション。

2000年米作品
監督・脚本・原案 ジョナサン・モストウ
脚本 サム・モンゴメリー デヴィッド・エアー
製作 ディノ・デ・ラウレンティス
出演 マシュー・マコノヒー ビル・パクストン ハーヴェイ・カイテル ジョン・ボン・ジョヴィ

1942年第二次世界大戦の序盤。
ドイツ海軍のUボート(潜水艦)は北大西洋での通商破壊戦で猛威をふるっていた。
独U571は英駆逐艦の攻撃を受け損傷し救難信号を出した。
フランスの独海軍潜水艦司令部は、救助に補給潜水艦を派遣する。
同じ頃、アメリカ海軍司令部は救難信号を傍受し、Uボートに偽装した潜水艦S-33を急行させ、独軍が誇るエニグマ暗号機の奪取作戦が開始される。
U571への接触に成功したS-33は副長タイラー大尉(マコノヒー)以下の奪取部隊がU571に乗艦、エニグマ奪取に成功するが、
救援に到着した独Uボートから魚雷攻撃を受けたS-33は殆どの乗員と共に撃沈される!
数名の乗員が残されたU571で、タイラー大尉、クロフ曹長(カイテル)以下数名は慣れないUボートでの戦いを始める・・・

老朽化したS-33
少し潜るとすぐに配管から水漏れするオンボロ艦と、新鋭独潜水艦U571は敵駆逐艦からの爆雷攻撃から回避するため500ヤード(200m)以上も潜水し水漏れしない為、タイラー、クロフが驚く場面はUボートの高性能さが良く判る。
その後、独駆逐艦との一騎打ちは、御都合主義的な場面(敵砲撃が当たらないが、こちらの魚雷1発で直撃)もあるが、面白く見られた。
あと数名の乗員だけでUボートを動かせるものなの⁇
という疑問がふつふつと湧いた。

エニグマ奪取作戦は数回史実としてあるが、主に英軍主導。
本作の米潜水艦での作戦はフィクション。

製作のラウレンティスの名はよく耳にしたイタリアの超有名な映画プロデューサー。
最初の奥さんはイタリア人女優シルバーナ・マンガーノ(死別)

ネオリアリズモ作 苦い米 道
から
その後の伊・米合作 戦争と平和
アンツィオ大作戦 バラキ キングコング セルピコ 狼よさらば
後半の、ハンニバル・シリーズ(ハンニバル、レッド・ドラゴン、ハンニバル・ライジング)など息の長い活躍。

大作以外にも個性的な監督もプロデュース。
フェリーニ ゴダール シドニー・ルメット デヴィッド・リンチなど

カルロ・ポンティと並ぶ「生きる神話」と呼ばれた超有名プロデューサーであった。2010年死去。
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