このレビューはネタバレを含みます
重厚な邦画、濃厚な2時間でした。原誠の辛さが想像を絶し、胸が締め付けられる…城戸が静かにキレた「戸籍を替えないと生きていけない人もいる」で、大祐としての3年9ヶ月の純粋な幸せが報われた気がした。悠人の「寂しい」や、里枝の「知らなくても良かった」が物語っている。あと、柳沢の自殺じゃないとわかった後の「よかった」も沁みた。只々役者さん方が素晴らしい、妻夫木聡の凄み、安藤サクラの涙、柄本明の嫌悪感、中でも窪田正孝はえげつない(称賛)、三役の演じ分けが凄過ぎる!
待ちきれなくて原作読了済みでも、これだけ胸に刺さったので、おかわり決定です。