世界観

ある男の世界観のレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
4.0
テーマがすごく明確でわかりやすい作品でした
在日の弁護士が、ある男を追いながら自分の人生も考えていき、ただのミステリーではなく、日本にある差別や、親の子の繋がり、そこから生まれる生きにくさや苦しさの描き方がとてもわかりやすくてすごく感情移入して観ることができました

下記ネタバレ含む
谷口大祐として生きた原誠は幸せだったよね、そしてその息子として育った彼も、花ちゃんも幸せに育つといいなと思いました
こうやって苦しんでいる人がたくさんいると思うとすごく苦しくなりました
犯罪者の息子ってだけで、在日ってだけで起こる差別は絶対にあって、私自身も差別をしたくないとは思うけど心の何処かで怖いって気持ちを感じてしまう気がして、そんな自分も嫌で色々考えさせられました
久々に見て良かった映画でした
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