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ある男の125のレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
3.9
日本アカデミー賞受賞
私が知っているこの人は誰?
人の全てを知ることがいいのか否か。
考えさせられる作品
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離婚したばかりの里枝(安藤サクラ)
は、街にやってきた大佑(窪田正孝)と出会い、友人関係から夫婦関係となり、ごく普通の家庭として生活していた。
しかし、ある事故により大佑は亡くなってしまう。その事故から1年、大佑は里枝が知っていた大佑ではないことが発覚。

あなたは誰なの?

大佑は一体何者だったのか。
そしてどんな過去があったのか。

広告の謳い文句はここらへんまででしたが、ここからが良かった。
良かったというのも難しいですが、、
里枝と大佑がメインではあるものの
その後から登場する大佑の身辺調査を行う弁護士の城戸(妻夫木聡)の物語も良かったです。

過去を全て知る必要があるのか。
それとも自分と幸せだった今だけを知っていれば良いのか。

そして自分の過去を全て消すためにこんなことまでしなければいけないのか。
過去と向き合っていくていくべきか、
過去を全て消し去って新たな自分として生きていくべきなのかの選択。

考えさせられました。


2024-16
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