全体的にトーンが暗めなのがやや疲れたけど、話は展開も早くてダラダラしないのがいい。が、始まりと終わりが「世にも奇妙な物語」感が否めない。特にラストの件は余計だったかな…あれで「まあ良い映画」から「わりと良作の世にも」に型落ちした感。残念。
テーマは安部工房っぽくて好き。何を以て人は人に惹かれるのか。何を以てその人を認識するのか。
子は親を選べないし、逆もまた然り。親に、子に、何を与え何を残せるか。
大切な人との幸せを日々送るために社会活動が必要で、そのために必要な記号や規則でしかなく、重要なのは大切な人がいて、日々が幸せであること。