オンライン試写会にて鑑賞。
主人公のエマが性転換した父親を受け入れられず、そのことを姉に責められるシーンがあるのだけれど、周囲の人間が受け入れることを強制するのは違うと思った。姉がすんなり受け入れたのだって、そうした方がクールだから、とかそういうノリな気がする。
父親は父親で、自分が女性であることや周囲に即座に受け入れてもらうことに固執しすぎているのが嫌だった。結果「親」としての自分は二の次・三の次になってるんだから、妻や子どもにこれまで通り一緒に生活を送ってもらおうとするのはエゴなのでは？だってエマ11歳なんだよ…気持ちが女性ならなんで結婚したの？自分の存在って何なの？とか思うの当然でしょうよ…
最後は良い話風に終わっていたけれど、全体通して観ると主人公に寄り添ってくれる人がいないのがキツかった。そもそも母親の影が薄すぎる。家族の話を描くならば、母親のシーンももっとあって然るべきでは？
