うじろ

ウェディング・ハイのうじろのネタバレレビュー・内容・結末

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

大笑いと言う程ではないが、細かな笑いがそこかしこに散りばめられていて楽しい作品だった。

キャスティング権は大九監督にあるのかバカリズムにあるのかはわからないが、芸人の出し方やキャスティングが上手いなぁと思った。
個人的に岡野陽一はもっと演技の仕事をやって欲しいと思ってるので、出てきた時にテンションが上がった。
大九監督と言えば、「勝手にふるえてろ」でも芸人の出し方が上手かったのを思い出した。

色々な作品に出ている名脇役や笑いの演技が出来る人がこんなに集まるなんて豪華だなと思った。
あと、キャストそれぞれのストーリーを上手く織り込んでくれているお陰でどのキャストが前に出ても置いてけぼり感無く映画に入り込むことが出来た。

向井理と岩ちゃんの場面はちょっと長いな…と思ったが、最後の投げ縄に至るまでの伏線を考えると必要だったし投げ縄がまさかそう来たか!と少し興奮してしまった。

披露宴パートはドタバタでこっちも緊張した。
それぞれのこれまで、なんて流すから何かよからぬ事が起こるのかと邪推し、高橋克実の挨拶が失敗に終わるのか?乾杯の挨拶が失敗するのか?余興中に何かあるのか…?とハラハラしながら見たのでもう少し気楽に構えれば良かったと思った。笑

誰かが失敗して悲しい思いをする、と言うような展開がひとつも無かったのがとても評価出来る。
(向井理の貰い事故を除く)

披露宴パート以外で、準備がめんどくさい新郎の気持ち描写がわかりやすく、また色々と迷ってると新郎に相談しつつ自分の理想は既に何処かにあってあえて相談という形を取りつつ理想を叶えていく新婦のやり取りがリアルで良かった。

最終的にハッピーエンドで良い映画でした!
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