とみきち

ノー・ウェイ・アウトのとみきちのネタバレレビュー・内容・結末

ノー・ウェイ・アウト(2021年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

流し見してたからなのか、どうしても主人公の女性に共感しきれないところがあった。
確かに色々不幸な背景があってどうにかアメリカンドリームを掴もうと辿り着いた先で思った様に成功せず気持ちも経済的にも余裕がない状況だとは思う。
そんな彼女を食い物にする悪人に良いようにされて更に追い込まれていく。
その状況で礼節を保てと言われても難しいのは多分リアルなんだろう。
しかし、どうしても見ていてイライラする主人公だった。
最後の方では箱の中から例えようのない気持ち悪いモンスターが出てきて、主人公は生贄にされそうになるが悪夢を克服されてしまいモンスターは諦めて箱に戻る。
この辺の理屈は作中で説明はあったのかな?
ペニーワイズ的な対処法なのか?
極悪兄弟に復讐してどうにか溜飲が下がるものの、沢山の罪なき犠牲者は全然救われなかった。
最後は主人公の外科がたちまち治り、アパートの新たな管理人になって、また同じように罪なき人々を犠牲にしていくんだろうなぁと予感させるエンディング。
ノーウェイアウト、誰もこのアパートからは出て行けないというタイトル回収となる仕組み。
エンディングはまぁそれなりにしっかり作ってる印象だけど、やっぱり観て良かったとはならない作品だった。
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