ロスト・ドーターのReoSakamotoのレビュー・感想・評価

これ。静かにやばい。マギー・ギレンホール、凄い映画撮ったな。天才なのか。

人形のことも、果物の皮の剥き方のことも、めちゃくちゃパーソナルな内容なのに。子を育てたこともない私が、なぜか自分の心理体験をなぞられているような感覚にさせられ衝撃。

結局「これは私の（もしくは母の）物語だ」となり、あらゆる思いが駆け巡った。
子供時代、当然のように母親に求めていた母性について。
母が私から逃げたかったかもしれないことについて。そしてそのことで母が胸を痛めた可能性について。