このレビューはネタバレを含みます
色々考えさせらる作品。この手の作品がポピュラーに受け入れられる時代の変化に感謝。ひと昔前なら、母性の欠如なんて言えないのではないか。
子供を産んでも、母親になれるわけではない。しかし、個人的には、主人公に母性がないとは思わなかった。罪悪感を持っているし、娘への愛情を持っているようにみえる。
子育て中の、特に幼少期のぐずりやまとわりにウンザリする気持ちはわかる!今は少しそれが懐かしくもあるけど、母性の欠如や鬱でなくても、ほとんどの親が味わったことがあると思う。その後の行動はともかくね。
予備知識なく、タイトルだけ見て違う内容を想像していたので、回想では子供に何かおきるのではないか、現在では主人公の闇がいつか爆発するのではないか、マフィア家族みたいな人たちに何かされるのではないかと、終始緊張して見ていた。上手いつくりだなと。
そして役者さんたちも上手い。とくにジェシー・バックリーさんの危うさは逸品。
2022-58