母性神話も有害な男らしさ同様に終焉へ。
監督・脚本・製作マギー・ジレンホールが描くのは、どの年代の女性も抱える苦しみと生き辛さ。
アップが多く着実に不安を煽る演出は余裕すら感じられ、主軸となる3人の演技が素晴らしいけど、個人的には今一つ響かず。
子育てと仕事を両立させられ女としての充足も得られず壊れていく横で、自由に生きる男たちが忌々しい。
共感を拒むオリヴィア・コールマンの危うい演技は圧巻。
ジェシー・バックリーとダコタ・ジョンソンも天晴れ。
大好きなエド・ハリス(歳とった…)が青春曲Livin' on a Prayerで踊る場面は私が大喜び。
