雲野まり子

パワー・オブ・ザ・ドッグの雲野まり子のネタバレレビュー・内容・結末

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

●いったいこれはなんのハナシなの?という謎は終盤でぱたぱたっと明かされる
●ディテールを積み重ねて(そのため序盤はゆっくりしている)最後に集約する構成。2順目はもっと面白い!
●フィルは男らしさに固執した攻撃的なミソジニー野郎(過度なマチズモ・ホモフォビアにとらわれているのは自分の性的志向の裏返しか)イエール大で古典を学び、バンジョーも器用に弾ける才能豊かな人物。人と違うという点、また生き方に起因する孤独も抱えてて。最悪な、そして憐れなキャラクターでした。全ベネディクト・カンバーバッチの集大成みたいな素晴らしい演技。
●ジェシー・プレモンスはBrBaの呪縛(私にかけられた)のせいでいつサイコ野郎に豹変するのかと…
●ピーター末恐ろしい…冷酷で鮮やかで。巧みにフィルを操り、妖しく誘惑、完全犯罪。サイコっぽいのはこっちだった
●ダークホースなピーター。面白いミステリー
●男でも女でも…お風呂には入ろうよ。。
●フラフープ?
●詩篇22:20“Deliver my soul from the sword;my darling from the power of the dog.
ここでの犬は悪者なんですね。犬派の私には受け入れがたいけど!
●炭疽病こわい…
雲野まり子

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