このレビューはネタバレを含みます
1日1映画 6日目
アカデミー賞受賞作なので鑑賞
荒々しい西部劇なのかと思ったが、繊細な心情が印象的だった。
前半は女性を軽視するフィルに嫌悪感を抱いていたが、後半はピーターに心を許し色んな事を教えていく様に驚いた。
初見では意図がよく分からないシーンも多かったが、フィルがピーターに好意的になりロープを作ってあげると言ったシーンだけは何度見返しても何故急に好意的になったのか分からなかった。
BGM、ピアノ、くし、口笛と不穏な雰囲気を醸し出す音が多かった。
ピーターも序盤はひょろっと頼りない印象だったが、ストーリーが進むについて実は強かに計画を進める強い目をしている事が何度も見返した時にわかった。
ピーターの父が彼を強いと言ったのも分かるかもしれない。
ロープを仕上げる晩にタバコを吸っていた目がやけに妖艶だったのも分かって誘っていたのか。
初見では不穏で難解な印章だったが、何度も見返すと点と点が繋がったように分かって深みを感じた作品だった。
