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パワー・オブ・ザ・ドッグのhrt2308のレビュー・感想・評価

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
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スクリーン3

ジェーン・カンピオンの監督作品は1本しか観たことない。代表作『ピアノ・レッスン』も観てないほど縁遠い監督だった。

西部劇。全体をおおう重苦しい雰囲気。このほとんどの要因はベネディクト・カンバーバッチ扮する独裁的牧場主フィル・バーバンクの存在感だ。そこにやってくる弟ジョージ(ジェシー・プレモンス)の妻となったローズ(キルスティン・ダンスト)とその連れ子ピーター(コディ・スミット・マクフィー)。

ローズとピーターに何かと冷たく接するフィル。しかし、いつしかフィルはピーターに牧場やカウボーイのことを教えだす。ジョージは喜ぶがローズは心配する、、、。

核心を語らないまま物語は進行する。フィルの醸し出す怪しい雰囲気が全てと言っていい作品だ。カンバーバッチの得体の知れない演技が不安をかき立てる。
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