パワー・オブ・ザ・ドッグのマスンのネタバレレビュー・内容・結末

第94回アカデミー賞で監督賞を受賞、
ベネディクト・カンバーバッチが、野性的なカウボーイ役、凄み感を持った彼の映画を初めて見た。さすがの名優。とても見入ってしまった。
牧場主のカンバーバッチことフィル。正反対の兄と弟。
ある日弟が連れて来た嫁と息子。気に入らない兄フィルの冷たさが始まる。

後半息子のピーターと二人の関係はいい感じと思われた。でも医学の知識があるピーターが炭疽症、（人間にも感染する）、で死んだ牛の一部を持って帰る、怪我した手でフィルのためにロープを編んでいたことから、菌をつけた、フィルを殺害するためと、ここでかなりのショックがあった。
母を守るためか。
ラストのあっけなく横たわるフィルで終わるという、納得いかない終わり方に衝撃的だった。