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パワー・オブ・ザ・ドッグのonisamのネタバレレビュー・内容・結末

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ブロンコ・ヘンリーは男性性の象徴であると同時に、ホモセクシュアルの象徴でもある。それを信奉するフィルはホモソーシャルのリーダーであるので、ホモフォビアを扇動する。男らしくないピーターをバカにしたり、女性化したりする。しかしそれはフィルの、ホモセクシュアルな自身を暴かれることの恐れからきている。
しかしロープを結ぶシーンで、フィルは自分を曝け出したように見えた。立場が逆転したかのような表情の演技がとても良かっただけにラストが悲しく思えた。
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