このレビューはネタバレを含みます
⚠️動物がかわいそうなシーンが幾つかある。
聖書を知らないとタイトルの意味がわかりません（観た後にネタバレ解説記事を読みました）。
ただ、なんの知識も持たずに見てもめっちゃ引き込まれるサスペンスでした。
フィルの心理はどう動いているのかがハッキリとわかるのに、ピーターは"どっち"なのか全然わからない。
そしてフィルの感情や秘密に触れる程にあんなに胸糞悪かった男がだんだん愛すべき不器用な男に見えてくる。。。
見ながら自分の感情の変化を明確に自覚する感じも含めてとても面白かった。
前半結構退屈なのと決して気分の良くなるような作品(テーマ)ではないので点数低め。
【ラストシーン】
旧約聖書を読むピーター。フィルの作ったロープをベッドの下へ追いやるように置く。葬儀から帰った両親が家の前でキスしているのを窓から見て、静かに笑みを浮かべる。
（このラストシーンを観た後、実の父にピーターが言われた『強すぎる』という言葉を思い返してゾワッ。）
