中絶が違法であった60年代フランスで、望まぬ妊娠をした女子大生の話…
まあそれだけでだいぶ重いのはわかっていたが、完全に主人公アンヌの目線で描かれているので、正直相当キツかった。
アメリカの「コール・ジェーン」はまだポップに描かれていたので見れたが、今作は目を背けたくなるシーンが多すぎた。
女性と男性では評価も分かれるんだろうなあ…
ヴェネツィア国際映画祭でグランプリを取っただけに、投げかけるメッセージ性が強い。
また主役のアナマリア・バルトロメイの演技が凄すぎて、そこも大きな評価につながってるんだろう。
これだけ体を張れる俳優もそういないだろうな。
高い評価も納得だし、多くの人が見るべき作品だと思うが、個人的に楽しめたかというと素直にYESと言えないのが正直なところ。