コロナパンデミックで中止になったLAH公演に変わり、英国のカントリーサイドの邸宅で開催したロックダウンセッションの記録作品。
映画館公開もされたが、観に行けなかったので自宅シアターにて鑑賞🎥
田舎の邸宅さながらの雰囲気で繰り広げられるアコースティックセッションは、熟年したメンバーでした出せない渋さと味で、最高に素晴らしい。
気心知れたバックメンバーにエリックだけの、最小限のメンバーと音。それがとにかくリアル。通常ライブだと近年はサポートに任せがちだが、今回ギターはECひとり。
アコギ中心だが、エリックの熟成したギターがこれでもかと楽しめる。
バッキングからソロワークまでかぶりつきで見入ってしまった。一時期不調と言われた指も、本作を見る限り気にならず。復調したなら良かった。
そして、近年のエリックを長年支えてきたスティーブ・ガッド、ネーサン・イースト、クリス・ステイトンのバックも当然ながら素晴らしい。最小限の音数と音量でも薄くならない演奏。楽器やったことのある身からすると、神の領域です。ガッドさんなんて途中まで指で叩いてるし。
あと今作は選曲もgood。代表曲はもちろんだが、90年代のピルグリム、レプタイルから選曲してくれたのも個人的にツボ。
River of Tearsと変わってくれて涙でした。
ロックダウンでコンサート中止は悲しいけど、その結果このライブの名作品が産まれたんなら不幸中の幸いですね。
最後にオーディオ的な観点で。
今作は映像も音も凄くいい。4K、アトモス収録だし、録音もリアルかつクリア。新たなリファレンスディスクになりますね。
本日は機器の都合でBlu-rayでの鑑賞だったけど、今後に備えてUHDで買ったのでいつか4K、アトモスで視聴したいなあ。