疲れた深夜にボーッと見るのをおすすめしたい、目で見る映画。
「リトル・フォレスト」みたいな映画が観たかった、季節の変わり目。
しかし、もう見尽くしてないんよ。そんな中で出会った嬉しい作品。
のっけからジャズファンクの音楽、いいな〜と思ったら大友良英でそりゃいいわけだ。
公開当時はかなり土井先生が携わってる点がやたらとプッシュされていた記憶。
これ、全おやじの全夢だろ。ただ、大友良英の音楽がオーセンティックじゃなかったら、そこまで揶揄しなかったよ。
松たか子と言う、知的でクレバーでしなやかな若い恋人役がいなかったら、名付けなかったよ。
元気で控えめで色気がありすぎるわけじゃなくて、でもナチュラル美人。
松たか子演じる恋人兼編集者が絶妙に肩肘張らないところも、話が進めば進むほどオヤジの夢すぎて、(申し訳ないけど)気持ち悪さを感じた。
恋人役じゃなくて、ただの編集者役でもいいじゃんね。
言語化しにくい気持ち悪さを感じていたのだけど、トヨエツだったら許してて、かつてイケメンだったろうにお腹出ちゃってる(けどもちろんデブ役とかではない)沢田研二と、文豪の本妻みたいなやや都合のよい松たか子の組み合わせだったから気持ち悪かったのかなと。
この辺りの感想は、私よりもフルボッコな感想を書いてる方が必ず1人はいるであろうから託します。
リビングの四角く横に広く、カーテンの付いていない窓が印象的で、四季の移り変わりと自然が映える映える。
お部屋が電気ないの?ってくらい暗いのでコントラストもよかった。
梅干し好きだから、梅漬けるシーンたまらなかった。