観てよかったと心から思った。
故郷を離れているのもあってジュディ・デンチの台詞が私に語りかけているようで自然と涙が溢れてきた。離れる方は振り返りたくなるんだよ。
日常が理不尽な暴動であっという間に壊れてしまい、空想のドラゴンと戦っていた盾で身を守る姿はいまの情勢と重なるところがあって胸が締めつけられた。
映画や舞台だけがカラーで描かれているのは現実が辛く厳しくても見ている間は現実を忘れさせてくれるし、わくわくドキドキの興奮や空想はどこまでも広がっていく。
その体験はどれだけ年月が経っても色褪せることのない鮮明な記憶として残っていてケネス・ブラナーに影響を与えたのかなと。
そんな意味が込められてるような小ネタにニヤリとした。
