拝啓K.ブラナー様
特に若い頃はシェイクスピアを中心に演技をされていましたので、てっきり生まれも育ちも英国本国かと思っておりましたが、なんと、北アイルランドのご出身であったとは…2008年のイヴァーノフであなたの舞台が見られて感激でございました。
さてさて、本土への移動になるとは言え、幼き頃の環境、周囲の人々の中で育った心が自身を形成されていくのだなと思う。
一体いつからか、IRAや紛争、プロテスタントVSカトリック。宗派が違ったってご近所さん同士じゃないか。今日の味方が明日の敵？紛争がなければそこは「三丁目の夕日」的下町風情があふれる地だよ。そりゃ生きてるんだから悲しいことも怒ることもあるだろう、だが過去を振り返れば良き日々の思い出の方が強かろう。
祖父母との会話が大分楽しくて感慨深い。2世代離れると親よりも聞けること得ることがあるのかも、案外。
北アイルランドの首都ベルファスト。当方も行ったことあるが、もちろん紛争のない穏やかな時であるのだが、うーむ城壁に囲まれ、そこだけで使える通貨。閉鎖的だが感じは悪くない。ジャイアンツ・コーズウェーも見る価値大！
ラストは冒頭のカラーに戻った空。あぁ、何と美しいことよ。このショットは忘れられないな。
