＜あらすじ＞
北アイルランドのベルファストに暮らす9歳の少年バディ(ジュード・ヒル)は家族や友人に囲まれて幸せな日々を過ごしていた。
しかし、1969年8月15日にプロテスタント武装集団がカトリック住民への攻撃を始めると街は分断され、今まで平穏に暮らしてきた住民の対立が起きていくと、バディの家族もこの街を離れるべきかどうかの決断を迫られていく・・・
＜感想＞
2022年のアカデミー賞ノミネート作品と言う事で公開時から気になってた今作、鑑賞しました✨
「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」を手掛けるケネス・ブラナー監督作品💫
ケネス・ブラナー自身北アイルランド出身で、この映画は彼のベルファストでの幼少期を投影した作品となっているようです。
モノクロ映画としているのも、監督自身が当時を思い出す為との事🫢
この演出はとてもオシャレに感じたし、劇中の中で観る映画だけカラーで描かれているのも素敵でした✨
劇中に流れるBGMもまたとてもセンスが良くて心地良く感じました♬
1960年代後半に起こった『北アイルランド問題』をベースに描かれていますが、内容はシリアスになることなく、若干コミカルな演出になっているので比較的観やすい作品となっていました😄
ロビンさんのレビューにもありましたが、この手法は「ジョジョラビット」を彷彿としましたね♪
日本人からしたらカトリックもプロテスタントもどちらも同じ『キリスト教』というイメージを持ってしまいます。
それでも、世界ではこんなに大きな紛争に発展するほどに大きな問題だったりするんですね😨
暴動が起こり家族の安否を心配する父は移住を提案。
それに対しバディはもの凄い癇癪を起こして大反対します。
好きな子と結婚したいと本気で思っているバディ。
そして今まで幸せな生活を続けてきた思い出もあるから、9歳の子どもにはこの場所を離れる事を受け入れるのはとても難しい事ですよね💧
少年バディの可愛らしさにほっこりしながら観ていましたが、もし自分が同じ年頃、同じ境遇にいたとしたらあまりにも壮絶な人生😬
明るく前向きなバディはとても素晴らしい子だと感じました🌟
